旅行業界のこれから

家族や同僚、友人たちと出かける旅行。この旅行には個人旅行と団体旅行があります。ですが昨今、会社や企業による団体旅行は減少の一途を辿っています。多くの会社や企業は慰安旅行や研修旅行といったものを廃止しているのが現状です。ですが個人旅行に至っては喜ばしいことか、減少はほぼせず横ばい状態と言えます。

そもそも旅行、特に団体旅行という大勢で旅行するという風習が出来たのはいつ頃でしょうか。さかのぼること100年以上前に日本旅行の創設者である南進助氏が当時の国鉄との共催を行った1905年が日本における団体旅行の発祥とされています。その後、戦争が起こり終戦の翌年である1946年にようやく修学旅行の制度がとり戻されました。平和と復興に明け暮れる日本にとって子どもは宝であり日本の未来の希望で、この頃言われていたのが「何はなくとも子どもには」という言葉でした。その後1960年代に入ると人びとの関心は国内から海外へと向けられ始め、高額な海外旅行が注目を集めました。ですが一般庶民にとっては夢のまた夢であった時代でした。

日本国内においての旅行の歴史は意外に古いものです。初めて新婚旅行に出かけたと言われた人物が坂本龍馬とその妻お竜です。鹿児島県にある「しおひたし温泉」に訪れたとされており、この地が新婚旅行発祥の地とされています。このように旅行には長い歴史があり、現在のような旅行業界の変動はその歴史があるがゆえに起こることでもあります。また旅行は、旅行としての価値観だけでなく、世界情勢の変動や気候、病気や災害などさまざまな要因が影響します。そのため一年単位での市場を掌握しても先は読めず、打開策を考案するのは難解で至難の業とも言えます。そんな旅行業界は変遷を常に向かえる業界であると言えます。